ワンダー 君は太陽の概要
まずは、今回ご紹介させていただく作品の監督さんや公開された時期などについて、簡単に紹介します。
R・J・パラシオが執筆した小説である『ワンダー』を原作として、スティーブン・チョボスキーが監督を、ジュリア・ロバーツが主演を務め、2017年にアメリカで発表された学校を舞台とした映画作品となっています。
日本でも、2018年に公開され大ヒットした作品になっています。
主要な登場人物
イザベル…オギ―の母。オギーのために尽くすために、自分の夢であった博士号を取るための論文を中断することを決意し、オギーを中心に生活している。
オギ―…生まれ持った障がいをもち、コンプレックスを抱く。
ネート…オギ―の父。オギーを中心に生活しているものの、すべてをオギーに捧ぐイザベルを心配している。
ヴィア…オギ―の姉。オギ―が生まれてから、オギーのことで精いっぱいになってしまっている両親に心配をかけないよういい子に生きてきたが、すべてがオギー中心の生活になってしまっていることにだんだんと疑問を抱く。
トゥシュマン先生…オギ―が通うことになった学校の校長先生。生徒のことを第一に考えてくれる温かい先生。
ブラウン先生…オギ―のクラスの担任の先生。クラスの生徒の変化にいち早く気づく生と思いの先生。
ミランダ…ヴィアの元親友。家庭環境に不満を抱え、夏に行った行事で学校でのz分の環境も変えてしまう。
ジャスティン…ヴィアの恋人。人を外見で判断せず、誰にでも人当たりのいい好青年。
ジャック…オギ―と仲良くしたいが、もともと仲が良かったグループのメンバーとの板挟みになってしまう。
サマー…オギ―が1人ぼっちになった時に助けてくれる心優しいオギーのクラスメイト。
ジュリアン…親がお金持ちで、少しひねくれている。オギーを快く思わないクラスメイトの1人。
見逃せない登場人物TOP3
この作品を観る上で、見逃せない登場人物を3名厳選しました!
第1位
Jack Will…生まれつき障がいを持つAuggieの性格に魅かれ仲良くなりたいと思うものの、それまで仲良くしていたグループの友達がAuggieのことを快く思っていないため、板挟みになってしまいます。そんな中、学校という枠組みの中で、自分なりの友達との付き合い方を見出すためもがきながらも考え抜く、とても人間味のある役柄なので、是非注目してみてください!
第2位
Auggie…生まれつき障がいを持って生まれ、小さい頃から手術を重ねたものの、他の人とは違った顔にコンプレックスを持ち、自信を持って外を歩くことができませんでした。しかし、母親に今しか学校に入学する絶好のタイミングはないと言われ、勇気を振り絞って学校に入学します。
そんな学校生活で、まず、待ち受けていたのは、生まれ持った障がい屁の偏見と好奇心、そして学校特有のいじめ。ですが、悪いことばかりではありませんでした。
学校生活を通して、コンプレックスと向き合い克服し、人間として成長していくAuggieなしにこの作品は語れません!映画を観終わった後も考えさせられる題材を与えてくれる登場人物です。
第3位
Via…Auggieの姉のViaは、弟が生まれてからずっと弟が家族の中心にいることに疑問を抱き始めます。そんな悩みと、学校での悩みとが折り重なりながら成長していく姿も見逃せません!!
あらすじ≪ネタバレなし≫
生まれながらに持つ障がいにより人とは違った顔の形に対してコンプレックスを抱えて生きてきたAuggie。そんなAuggieに訪れた人生の大きな分岐点となったのが、学校への入学です。学校生活の中で、いじめにあってしまいますが、家族からの愛情と自らの人柄で乗り越えていくストーリーが描かれています。
そして、サブストーリーとして、生まれながらに障がいを持つAuggieという弟を持つからこそ抱えるViaの成長も描かれています。
この作品についてもっと詳しい情報が知りたい方はこちらの公式ホームページをご覧ください!
https://wonder-movie.jp/
ワンダー 君は太陽を観た感想≪ネタバレあり≫
途中から最後まで、号泣させられました。
障がいを生まれながらにして持ったことでコンプレックスを抱えたまま学校に入学しますが、いわゆるカースト上位の男子グループにいじめられてしまう…という現実世界でもありがちな場面や、いじめという行動に疑問をもっているもののいじめているグループに属しているために根本的に解決できないということに悩むクラスメイトの描写などが、とても現実味を持って描かれているので、そんな場面に自分がいたら…自分がその家族だったら…などと考えさせられる点がたくさんありました。
また、この作品は、深刻化しているいじめという問題を、大げさに書く訳でもなく、リアルな描写で描いているので、私達がどのようにいじめに向かい合っていけばいいのか、という答えが定まらない問題と向き合う機会を与えてくれます。
それぞれの登場人物が、さまざまなバックグラウンドを抱え成長していく中で、それぞれ違った悩みをもつ中で、それぞれの人生が折り重なり、1人1人が自分自身の悩みや課題と向き合っていく映画の終盤はただただ号泣でした。
1度見ただけでは物足りず、それぞれの登場人物の目線から観るのも楽しいので、何度観ても観足りない作品になっています。長期休みなど時間のあるときに、是非1観てほしい作品です!
まとめ
今回感想やあらすじをご紹介させていただいた一度観るだけで、友達とは何か、個性とは何か、などなどさまざまなことを考えるきっかけを与えてくれる、映画ワンダー 君は太陽という作品を読みたくなった方必見!