映画版も世界的に大ヒットしたテレビドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」の脚本家グレッグ・ベーレンとリズ・タシーロ原作の「そんな彼なら捨てちゃえば」「恋愛修行 最高のパートナーと結婚するための恋愛の心得」の“恋愛 How To 本”を映画化。20代から30代の男女が織り成すさまざまな恋模様を、『旅するジーンズと16歳の夏』のケン・クワピス監督がオムニバス形式によって描く。ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソンといった豪華キャストが、恋愛における男女の本音や勘違いを演じる。
あらすじ（ネタバレ有）
ニール（ベン・アフレック）とベス（ジェニファー・アニストン）は7年間同棲。ニール自身が結婚に疑問を持っていて、二人が幸せなら結婚することはないと考えています。ベスはそれが不満をずっと我慢していました。ある日ベスの妹の結婚式が決まって、我慢できなくなったベスがニールに別れを告げます。出て行ったニールは船の上で生活します。妹の結婚式に出席したベスでしたが、父が突然病で倒れます。世話をしますが、親戚の男達は家事等何もしません。しかしある日、家事や買い物が済ませてあります。誰がしたのか疑問に思ったベスが台所に行くと、ニールがいました。彼が全てを行ったのです。ニールが一番素晴らしいと感じたベスは再度同棲します。ベスは再度付き合うことに一つだけ条件を出します。それは一つのボロボロのズボンを捨てることでした。しかしニールは捨てていませんでした。見つけたベスが捨てようとすると、ニールがポケットの中は確認してねと言います。中には結婚指輪が入っていました。喜び合うニールとベスは幸せをつかみます。
ジジ（ジェニファー・グッドウィン）は恋愛がしたくてたまらないでいました。同僚のベスやジャニーン（ジェニファー・コネリー）に恋愛相談を度々していました。しかし、出会う男は皆彼女と再度連絡をとろうとはしてきませんでした。彼女は男性が気があるかどうかの区別がつけられず、しまいには「連絡して来ないのは勇気がないからだ」「きっと何かあったに違いない」と自分が傷つかないための理由を考えます。
そんな時、ジジはバーテンダーのアレックス（ジャスティン・ロング）と知り合い、「男性の本音」のアドバイスを受けるようになります。次第にジジは、こんなにアレックスが親身になってくれることは気があるのではと思うようになります。積極的なジジはアレックスにキスをしますが、アレックスは友情だったと拒絶します。ジジは遊ぶだけの男女の関係を持っているアレックスに「そんな関係しか作れないアレックスより、誰よりも人を愛しようとしている私の方が素敵だ」と言い捨てます。ジジはアレックスに連絡をし無くなりますが、アレックスはジジの事が気になって仕事が手につかなくなり、気づけば仕事が手につかず、それが恋なんだよと同僚にアレックスは同僚に笑われます。初めての恋する感情に気づいたアレックスは緊張しながらジジの家に向かい、口実を考えノックをし、本心を告白します。二人は付き合うこととなり、幸せをつかみます。
不動産仲介業を営んでいるコナー（ケビン・コノリー）は、アンナ（スカーレット・ヨハンソン）に惚れ込んでいました。
しかし中々振り向いてもらえないコナーは友人のアレックス（ジャスティン・ロング）に恋愛相談をよくしていました。アレックスのアドバイスで思い切ってアンナに告白し、人生設計ができている旨を伝えます。しかしアンナに断られるコナー。
コナーはゲイ雑誌に広告を頼んでいました。カフェでお茶をしていると、広告を頼んだ会社のメアリー（ドリュー・バリモア）と出会います。電話でしか話したこと無いコナーでしたが、気が合って付き合い出します。二人は幸せをつかみます。
ベン（ブラッドリー・クーパー）とジャニーンは結婚をしていて、新築の家がもう少しで完成する予定。ベンはスーパーで出会ったアンナ（スカーレット・ヨハンソン）とお互いに一目惚れしてしまいます。アンナはヨガのインストラクターをしながら歌手を目指していました。ベンは音楽業界に紹介できる人がいるのでアンナに紹介します。ベンとアンナはどんどん惹かれ合い、ついにベンは浮気をしてしまいます。
仕事場にアンナを連れ込んでイチャついていると、ジャニーンがやってきます。アンナをクローゼットに隠して、やり直そうと言ってくるジャニーンにベンは了承します。クローゼットの中でその話を聞いていたアンナは怒って部屋を出て行き、ベンと別れます。ジャニーンは一人で家に帰ると、ベンに吸わないでと言っていたタバコを発見。怒ったジャニーンは鏡を割り、暴れ、離婚するとメモを置いて出て行きます。ベンはアンナもジャニーンも一気に失う事になります。
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＊彼が結婚してくれない
この話題はニール（ベン・アフレック）とベス（ジェニファー・アニストン）の関係。二人は７年間同棲していて、結婚してもおかしくないのにプロポーズしてくれないニール。 「結婚＝女の幸せ」という女性はかなり多い。“結婚が全てではない”と思っている人でも、それなりの年齢の時に愛する人がいたら、結婚、出産とどうしても年齢を計算してしまうので、女は結婚を意識してしまう生き物。年齢を重ねれば重ねるほど、重ねた末に別れを切り出された時「彼に費やした時間はなんだったの？」という不安からくるものなのかもしれない。彼が結婚を切り出してくれないというのもニールのように「好きだけど結婚というルールはない」と思っている男性なのか、「好きだけど結婚する対象じゃない」「まだまだ独り身を楽しみたい」と思われているのかではだいぶ違う。「なぜ？」の部分を女性は一番知りたいのです。
＊彼が既婚者
アンナが一目惚れしたベンは既婚者だった、、、出会った時は既婚者かどうか判断する方法なんて指輪くらいしかない。仮に結婚したとしても夫婦の状況なんてわからない。そもそも結婚なんて口約束で、紙切れ一枚のもの。結婚している人に恋をしてはいけないなんてルールはどこにもない。“運命の人”を信じている女性にとっては諦められない存在。
これは私の偏見かもしれませんが、結婚している男性は「一人の女性を愛している」という見え方からなのか、結婚してからモテるというパラドックス。確かに結婚しているベンと結果的に結婚することになったニールはこの映画に出てくる男性の中でもカッコ良く見えてしまいます。
＊彼と浮気している or 彼に浮気されている
ジャニーンはベンに浮気されているわけですが、女性はなぜか男性の浮気に対する「カン」は鋭いものです。ニオイ、表情、、、所謂 ”第6感” がはたらく生き物です。彼「に」浮気されているジャニーンの立場と、彼「と」浮気をしているアンナの立場の両方から見れるとおもしろくなります。
＊彼が電話をくれない
ジジは恋愛がしたくて彼氏が欲しくてたまらないわけですができない、、、出会った男に仮に口説かれたとしても、その場の社交辞令だったなんて良くある話。ジジはその社交辞令に期待を寄せますが、この映画の原題でもある「He’s Just Not That Into You」（直訳：彼はあなたに興味がない）に一番近いシーンで、作者が一番伝えたいことかもしれません。でも、その男の甘い言葉に騙される気持ちも女子ならわかるはず。
最後に
この映画の注目ポイントは「女の勘違い」と「男の本音」。結婚すること、愛する恋人がいることが一番の幸せと思っている女性。好きな人と一緒にいること、女性との素敵な出会いはいつでも持っていたいというような男性。男女の考え方の“ズレ”を根本から学ぶことができます。いくつか恋愛のパターンがあるので、自分の過去の経験と重なる人も多いはず！女性目線の映画ですが、男性も女性について学べると思うのでオススメです。ただ、カップルで見るのはあまりオススメできません。笑
この映画を無料で視聴する方法
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