お酒と競馬に溺れたヴィンセントと隣に引っ越してきた小学生のオリバー。
2人がつくるハートフルな物語を見てみませんか?
登場人物
ヴィンセント/ビル・マーレイ
お酒大好き競馬大好きなちょい悪おやじ。
隣に引っ越してきたオリバーの母親が忙しいのと、出産用のお金を貯めるため
オリバーのホームシッターになります。
そんな彼には大切にしているものがある。
それは 女性用のアクセサリー
(↑これがのちのち泣けるポイントにつながっているんです‼)
オリバー/ジェイデン・リーベラー
はい! 見てください!! この美少年を!
この映画は2014年にアメリカで公開されたのですが、当時彼は9歳。
映画を見ていただければわかるのですが、演技力がすごいんです。
あと、喋っているときの口が愛おしい…。
あ、すみません。ジェイデン君があまりにも綺麗すぎて、オリバーの紹介をするの忘れてました。
オリーバーはヴィンセントの隣の家に引っ越してきた小学生。
真面目で誠実なんだけど、腹筋は一回しかできないし走っても女の子に抜かされてしまうほど体力のない男の子です。転校先の学校でいじめらるのですが、ヴィンセントの放課後授業によってオリバーはどんどん成長していきます。
マギー/メリッサ・マッカーシー
彼女はオリバーの母親。旦那とは別居していて、離婚協定中なのだが、オリバーの親権を奪われそうになっている。旦那は浮気しているくせに!オリバーの教育費や二人の生活費を稼ぐために夜遅くまで医療技術者として働いている。
ダカ ナオミ・ワッツ
売春女で妊婦さんです。(いい表現方法が思いつかなかったんです。すみません。)
下品なように見えて期待を裏切らずまぁまぁ下品なんですが、行動や言動はパワフルでスカッとします。冷たいように見えて優しいです。
ざっくりあらすじ
お酒と競馬に明け暮れた日々を過ごしているヴィンセントがひょんなことから
隣に引っ越してきたオリバーのホームシッターに。
ヴィンセントはオリバーに喧嘩の仕方やオッズの計算、お酒の味などホームシッターらしからぬことを教えていく。
オリバーの母親マギーは、ヴィンセントのホームシッターのやり方や売春女と繋がっていたことなどに不満をおぼえことるが、オリバーの知っているヴィンセントはみんなの知っているヴィンセントとは違ったのだ。
ヴィンセントの隠された真実…(ネタバレ有)
ここからネタバレ部分がありますのでご注意ください。
前項で述べた、オリバーの知るヴィンセントとはどんな人物なのか。
実は、ヴィンセントには愛する奥さんがいるんです。
奥さんの名前はサンディ。驚きですよね。公式ホームページのキャストページにもヴィンセントの奥さんは掲載されてないのですごいネタバレをしてしまっているんです。
サンディは認知症を患っていて、施設に住んでいます。
ヴィンセントは毎週サンディのもとに会いに行くのですが、もちろんサンディは夫であるヴィンセントのことを覚えていません。それでも医者のふりをして会いに行ってはたわいのない会話をするヴィンセントの表情がとても優しいんです。
そして毎回帰る際に、サンディの洗濯物を持って帰るのですが、実は洗濯はサービスとして施設側がしてくれるんです。なのに数年間も自分で持ち帰って洗っているんです。
また、サンディの住んでいる施設は費用がかかるため、お金のないヴィンセントは滞納してしまい、サンディの別施設への移動をせまられます。しかし、ヴィンセントは了承しません。なぜなら、その施設のガーデンをサンディはとても気に入っていたから。
周りからは酒と競馬に溺れたやっかいで他人のことなどおかまいなしなおじさんと思われているヴィンセント。
しかし、彼は愛と思いやりにあふれた人物だったのです。
愛してる サンディ 誰よりも君を 心から
「ヴィンセントが教えてくれたこと」より
皆さんハンカチの準備を。 ヴィンセントとオリバーの友情
タイトルにも書いた通り、この映画はラスト15分がとても感動的なんです。
ある日の授業でオリバーは「身近な聖人をみつけなさい」という課題を出されました。多くの生徒は自分の親を選んで発表するなか、オリバーが選んだのはヴィンセント。
ここで少しだけオリバーの発表内容を紹介します。
僕は聖ウィリアムに似ている人を見つけました
「ヴィンセントが教えてくれたこと」より
彼は一見聖人からはかけ離れてるかもしれません
幸せな人じゃない
人が嫌いだし嫌われ者です
気難しく世間に毒づき心は後悔でいっぱい
お酒にタバコ 賭け事にウソに罵り言葉
”夜の女”とも親しい
でもそれは表面です
深く知れば別の面が
ここからオリバーの話す内容はヴィンセントの生涯について、オリバーがみたヴィンセントについてです。
涙を目にためながら話すオリバーに心が打たれます。
ヴィンセントはオリバーにいいことも悪いこともたくさん教えてくれました。
オリバーから見たヴィンセントはただのおじさんでもなければひねくれものでもなかった。
生き方を教えてくれた聖人だったのです。
感想
この映画の序盤はヴィンセントがお酒に明け暮れ遊んでばっかりのシーンや、オリバーがいじめられているシーンが多くてあまり面白いと感じられなかったため、観るのを途中でやめようかなと思っていました。
しかし、ヴィンセントとオリバー、2人の人生が交わっていき、オリバーの成長にヴィンセントが欠かせない存在になっていくと、目が離せなくなりました。
見ているだけで勇気がもらえるので、落ち込んでいるときに何度も見てしまいます。
「人生について」や「生き方について」を主題とする映画はたくさんあります。
一般的にはこの映画もその一つに分類されます。
でも、私はこの映画をみて登場人物の生き方や性格を真似たいとは思いませんでした。
ヴィンセントの生き方は皆さんがまねしたいと思うような生き方ではありません。
オリバーのようにまっすぐ賢く生きていたいと思うけど、そう簡単に性格は変われません。
ですが、ヴィンセントとオリバー、そのほかの登場人物から学んだことが一つあります。それは
んだ」
ということです。
人それぞれこの映画から感じることは違うでしょう。
ぜひ一度見てみてください!
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