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MCU版「キャプテン・マーベル」 ヒーローになるまでの過程
前回はコミック版「キャプテン・マーベル」について重点を置いたので、今回はMCU版「キャプテン・マーベル」についてまとめていきます。
記憶を失ったヴァース
地球から遥か彼方にある惑星ハラのエリート特殊部隊スターフォースに所属している軍人ヴァース（キャロル・ダンヴァース）は、です。６年前以前の記憶を失っているヴァースは、夢で見覚えのない風景を見続けています。
クリー人が受けるカウンセリング人工知能スプリーム・インテリジェンスには、その人にとって大切な人が投影されるのですが、ヴァースは６年前以前の記憶を失っているため、カウンセリングに投影される女性が何者なのかわかりません。
失った記憶を辿るヴァース
宿敵スクラル人との戦闘で捕虜となったヴァースは逃げ出しますが、脱出ポットから投げ出されたヴァースは地球に墜落してしまいます。当時の地球は1995年。若き日のニック・フューリーと共にヴァースは、自分の記憶を辿る旅に出ます。ヴァーズのスプリーム・インテリジェンスに現れる女性は、ウェンディ・ローソン博士だと判明します。
ウェンディ・ローソン博士が開発したライトスピード・エンジンを航空機に搭載させ、ある女性パイロットの操縦で成功させていたのですが、スターフォースにより撃墜されます。ウェンディ・ローソン博士の正体は地球に逃亡したクリー人の科学者マー・ベルで、クリーVSスクラルとの戦いで難民となったスクラル人を安住の地へ導くためライトスピード・エンジンの開発に心血を注いでいたのです。
覚醒「キャプテン・マーベル」
ライトスピード・エンジンをスターフォースに渡したくないウェンディ・ローソン博士は、瀕死の状態で素性を告白し、一緒にいた女性パイロットにライトスピード・エンジンの破壊を託し亡くなります。女性パイロットは言われるままにライトスピード・エンジンを破壊した際に、そのエネルギーを体内に取り込んでしまったのです。
その女性パイロットはキャロル・ダンヴァースと言い、スターフォースに連れ去られクリー人の輸血を受けヴァースとして生まれ変わったのです。自らの使命を悟ったヴァースは、「キャプテン・マーベル」として覚醒していきます。
キャロル・ダンヴァースとヴァース
現代は昔ほど男女差別は酷くないとは言え、体力の面では女性は男性に敵わない部分があります。それでもキャロル・ダンヴァースは、アメリカ空軍パイロットという職を選択します。しかし軍隊では、男女の体力格差が明確に浮き彫りとなるため、女性であるキャロル・ダンヴァースの能力は正当に評価されません。傍目からクールに構えているキャロル・ダンヴァースの内心は、鬱積した思いに苛まれていたことでしょう。
記憶を失いヴァースとなったキャロル・ダンヴァースは、惑星ハラでエリート特殊部隊スターフォースの一員となっています。差別に満ち溢れている地球だと女性がエリート特殊部隊になるのが困難であるのに対し、惑星ハラではヴァースの実力を正当に評価してくれたのでしょう。
MUC版でのマー・ベルは男性から女性へ変更
前回で紹介したように原作では、男性主人公マー・ベルが「キャプテン・マーベル」となりキャロル・ダンヴァースと恋が芽生えるのですが、MCU版のマー・ベル（ウェンディ・ローソン）は性別を女性に変更し、記憶を失ったヴァースの道しるべ的な存在となっています。この設定はキャロル・ダンヴァースがヴァースとなり、「キャプテン・マーベル」になるまでの過程に説得力を持たせるものだと言えるでしょう。
「キャプテン・マーベル」のプライベートはどうなの？
キャプテン・マーベルは美人だけどサバサバしている性格そうなので、恋愛とは縁遠そうでうす。しかし、ドレスアップしたらギャップ萌えで採点不可の美人さんなり、周囲の男性陣はほっておかないでしょう。マーベルの偉い人曰く、「キャプテン・マーベル」は恋愛要素は無しと言い切っています。
ハラハラドキドキの恋愛要素が無くても、「キャプテン・マーベル」は自己再発見の過程で成長していく物語としてキチンと成り立っている点が高評価となっています。MCUシリーズ自体、恋愛要素は控えめで人間ドラマに重点を置いていることから「キャプテン・マーベル」もその流れに沿っているのでしょう。
「キャプテン・マーベル」役のブリー・ラーソンってどんな人？
アメリカ人女優ブリー・ラーソンは、「キャプテン・マーベル」でいきなりブレイクした女優ではないようです。2015年の映画「ルーム」で自分を監禁した男の子供を出産しながらも、我が子と共に気丈に生きる母親役の熱演により第88回アカデミー賞主演女優賞受賞しています。
知ってました？子役からキャリアをスタート！
ブリー・ラーソンのキャリアは子役からスタートしていますが、芦田愛菜さんタイプのような子役から超ブレイクしていたわけではないようです。日本で未放送の海外ドラマ「Raising Dad」（2001年〜02年）で主人公の末娘役というチャンスに恵まれた反面、パイロット版に配役されたシットコム「Hope & Faith」は、未放送のままお蔵入りになっています。
山あり谷ありのショウビズ界でのブリー・ラーソンは10代の頃、スターの登竜門的な番組であるディズニーチャンネルのテレビ映画「レーシング・エンジェルズ」（2003年）に出演しています。2008年には、日本でも人気の海外ドラマ「ゴースト 天国からのささやき」（2005年〜10年）でゲスト出演をしています。
知ってました？シンガーソングライターとしても活動
2004年にスクリーンデビューしたブリー・ラーソンは、2005年にシンガーソングライターとして活動を始めています。音楽活動は女優業と並行して2010年頃まではあったようですが、女優としてブレイクしていくにつれて音楽活動はトーンダウンしている模様です。
知ってました？さらに監督デビューもしています
アカデミー賞主演女優賞に輝いた「ルーム」や「キャプテン・マーベル」によりハリウッドスターに仲間入りを果たしたブリー・ラーソンは、2019年に主演したコメディ映画「ユニコーン・ストア」（Netflixオリジナル作品）で監督デビューをしています。
ブリー・ラーソンの監督デビューとなった「ユニコーン・ストア」には、MCUシリーズの先輩ニック・フューリー役のサミュエル・Ｌ・ジャクソンが出演しています。
ブリー・ラーソンのプライベートはどんなかんじ？
シンガーソングライターでもあるブリー・ラーソンは、音楽繋がりなのかロックミュージシャンのアレックス・グリーンウォルドと長年交際していたようです。アカデミー賞主演女優賞に輝いた映画「ルーム」の日本でのPR活動で来日してたブリー・ラーソンは、同伴していたアレックス・グリーンウォルドから東京都内でプロポーズされ、2016年5月に婚約となりましたが、2019年初めに婚約解消しています。
婚約解消の明確な理由は不明ですが、よくある売れっ子女優となったブリー・ラーソンの多忙によるものと言われています。婚約解消したものの恋人関係は破局していないようでしたが、婚約解消した同年夏にブリー・ラーソンは、新恋人である俳優兼監督のイライジャ・アラン・ブリッツとの熱々なツーショットが目撃されています。
「キャプテン・マーベル」とブリー・ラーソン
「キャプテン・マーベル」とブリー・ラーソン、超人を人間の違いはあれどエネルギーに満ち溢れていることは共通しているようです。フィクションとリアルでの二人の活躍を期待ます。
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