涙なしでは見られない!ビッグ・フィッシュのあらすじと感想から無料で観れる方法まで徹底紹介

ヒューマンドラマ
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ビッグ・フィッシュを無料で観る方法

今日はとにかく泣いてすっきりしたい…なんて日ありませんか?そんなあなたにおすすめしたいのが『ビッグ・フィッシュ』という映画です。『チャーリーとチョコレート工場』や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』なんかでおなじみのティム・バートン監督が贈る心が浄化されるようなファンタジーです。
『ビッグ・フィッシュ』を無料で観るには…!

ざっくりあらすじ(ネタバレなし)

ダニエル・ウォレスのベストセラー小説をティム・バートン監督が映画化。自分の人生をいつも奇想天外に語るホラ吹きの父に死期が迫り、里帰りした息子ウィルは父の本当の話を聞きたいと願うが…。父と子の絆を描く感動ストーリー。

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この物語で描かれているのは、父と息子の確執です。年老いた父と息子のかかわりを描く現実のパートと若き日の父親が体験した様々な出来事を回想するファンタジーパートが並行して物語は進んでいきます。
キーワードとなるのは「ホラ話」。英語では”fish story”といいますが、これは決して嘘ではなく、事実を少し誇張したり脚色したりしているお話のことです。父が話すホラ話に息子はうんざりしてしまっていますが、見ている私たちからしたらよくここまでおもしろおかしく話すことができるなと思わずひきこまれてしまいます。

目が浄化されるほど美しい世界観

人生を振り返る回想シーンではさまざまなファンタジー要素が織り交ぜられていますが、その美しい世界観はこの映画の大きな魅力の1つです。

回想で若き日のエドワード(ユアン・マクレガー)が迷い込む街”スペクター“は、日本語で幻という意味ですが、その名の通りペールトーンで夢なのか現実なのかわからない独特な感覚を私たちに与えてくれます。住民たちもどこか浮ついているような雰囲気があり現実味がありません。しかしまるでこの世の桃源郷かのように、色味が美しく、夜はライトアップが綺麗で思わずずっといてしまいたくなるようなあたたかい雰囲気を演出しています。

まるで漫画のよう、と思わず感じてしまうのがエドワードとのちに妻になるサンドラ(アリソン・ローマン)と出会うシーン。サーカスで2人は出会うのですが、2人以外の周りのものが全て止まってしまうんです。恋に落ちるとき、周りが止まったようだなんて表現が使われたりもしますが実際に映像になるとこんなにも美しいんですね…!そしてサンドラのなんて美しいこと…会った人みんなを虜にしてしまいそうな美しさです。

そして一度は見たことがある方も多いかもしれませんが、ポスターにも使われている黄色い水仙がいっぱいのシーン。エドワードがサンドラに想いを伝える為、彼女の家の前に彼女が好きな水仙の花畑を作ってしまうのです。鮮やかな黄色い水仙に囲まれたエドワードはまるで王子様そのもの…。

その他にもファンタジー観あふれる美しい世界観が満載です。是非本編を観て目を浄化してみてくださいね。

涙止まらないラスト(ネタバレあり)

ウィルはエドワードのホラ話ばかり聞かされ、どれが本当なのかわからないとうんざりしてしまいます。そんな中、物置で見つけた書類を頼りにスペクターに住むジェニファー・ヒル(ヘレナ・ボナム=カーター)という女性を訪ねます。父親との愛人関係を疑うウィルに、彼女はある昔話をきかせてくれます。
少女だったジェニファーは、エドワードがスペクターを去るとき『もどってきてね』という言葉をかけます。そして大人になり、窮地のスペクターを救いに戻ってきてくれたエドワードにジェニファーは恋をしていました。でもエドワードが愛しているのはサンドラただ1人。ジェニファーの愛は報われなかったのです。
ジェニファーの一途さとエドワードの一途さのすれ違いにぎゅっと胸が締め付けられます。

ウィルがジェニファーのもとから戻ってきたとき、エドワードは発作を起こして病院に運ばれていました。
死期がいよいよ近づき、エドワードはウィルに自分が死ぬときの話をするように頼みます。朝になり病院を抜け出した2人は川へ行きます。そこには今までエドワードが出会った人たちが待っていてみんなで手を振って待っているのです。ウィルがエドワードを川へ放すと彼はビッグ・フィッシュとなって泳いでいくのです。ウィルが話したホラ話は、お世辞にも父のように上手とは言えない話でしたが、エドワードはその通りだと言って静かに息を引き取ります。
ラストのお葬式のシーンでは、今まで出てきた巨人やサーカスの団長、双子や詩人がエドワードを弔うために集まります。ここで観ている私たちは、エドワードが話していたホラ話は現実を少しだけしか誇張していなかったんじゃないか…という余韻に浸ることになるのです。

最後のシーンの表情から、エドワードがどれだけ人々に愛されていたかがわかり涙が止まりませんでした泣
自分が死んだときに、自分がどれだけ慕われていたかわかるなんて言ったりもしますが、エドワードは本当に慕われていたんですね…。

感想(ネタバレあり)

果たしてどこまでがファンタジーでどこまでが事実なのか…何度見てもわかりませんし、見れば見るほどごちゃごちゃになってしまいます。きっとそれはエドワード自身しか知らないのではないでしょうか。しかし見終わったあとには、なにかすっきりしたような不思議な余韻が残ります。どんな誇張をしていても、それは何の問題もないんです。エドワードがみんなから愛されていた事実だけで観る人を幸せにしてくれる、そんな不思議な魅力を持っている映画です。

fish story“ばかりするエドワードと疎遠になっていたウィルでしたが、最後に”big fish“にしてくれたのはウィル自身でした。そこに感じる父と息子の愛にジーンとします。
ウィルも彼の息子に、おじいちゃんはビッグフィッシュだったんだよなんて話をするときがくるのかもしれませんね。

ビッグ・フィッシュを見たくなったら…?

ここまで読んでビッグフィッシュを観たい!と思ったそこのあなた…!

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