あらすじを読む前に
１日２４時間のうち睡眠時間を約６時間とした場合、起きて活動できる時間は１８時間です。そのうち仕事の時間を約８時間とした場合、休憩や通勤時間を含めると起きているうちの約半分は仕事です。そして、約半分はプライベートの時間です。
人生＝睡眠＋仕事＋プライベートだとしたら、
あなたはどんな人生を歩みたいですか？
つまり、
あなたはどんな仕事をし、プライベートはどのように過ごしたいですか？
生きている時間だけに焦点を当てるなら、仕事をしている時間もプライベートの時間もどちらも大切で、どちらもあなたの人生を構築している時間でなのです。
『靴職人と魔法のミシン』の主人公の姿を観ながら、あなたの人生に必要な魔法をーお金？人脈？権力？愛？家族？仕事？ワクワクする気持ち？－探してみませんか？無料で観るならコチラから観れます♪
あらすじ（ネタバレギリギリ・・なし！）
恋をすることもめんどくさい、仕事もなんとなく、毎日の楽しみもこれといってない、そんな平凡な毎日を淡々と過ごすいい歳の男が主人公。
そんな彼の仕事は、一家代々継いできた靴の修理屋さん。
ある日強面の強引な客の靴を急いで修理することになるが、愛用のミシンが故障してしまい、古いミシンを使って修理をすることになる。
その古いミシンこそ魔法のミシン。このミシンを使って直した靴を履くと、靴の持ち主に大変身出来てしまう！
この魔法のミシンの力を借りて、子供の頃のワクワクした気持ちで、生活、家族や周りの環境を見つめると、毎日がガラリと変わる。
ハラハラする場面あり！ユーモアあり！感動あり！涙して笑ってそわそわして、心がたくさん動かされる作品です！
仕事探しをしているあなたへ
どんな仕事にだってただ「それをする」だけではない、裏に込められた魔法があると考えてみてください。その裏に込められた魔法を知ったとき、その仕事は最高の遊び道具となって、子供心を思い出させてくれたり、ワクワクさせてくれるかもしれません。
この作品の中でも、主人公は毎日代わり映えのない仕事に、楽しみを見出すというよりは、ただ作業をこなすように過ごしています。
『誰かのためになる』ことをするから対価が発生し、利益やお給料が得られ、『仕事』になる、その、『誰かのためになる』ことが魔法だとすれば、
コンビニスタッフは商品の陳列や、レジ打ちは作業であって、多くの人にいつでも生活に必要最低限のものを提供できるドラえもんのポケットの中の様な魔法を使っているし、
服屋でも花屋でもただ商品を売ることの裏にある『誰かのためになる』ことの魔法を持っています。その魔法を使ってみたいか、使って遊ぶことが出来るかどうかを考えれば、やってみたい仕事は自ずと出てくるでしょう。
小さな子にオモチャをたくさん用意すると、みんな自分が遊びたいオモチャを選べます。ある子はブロックで、ある子は紙とペンで、ある子は粘土で、、、そんな風にあなたも『誰かのためになる』オモチャ箱から遊びたいものを選べます。そして、ただ靴を直すだけではない『誰かのためになる』こと、をちゃんと知っていれば仕事時間は充実し楽しいものになるはずです。
アラサー女子の本気の感想
この作品は私の大好きな大人の世界に潜む魔法の物語で、人生で一度はこんな不思議なものに出会ってみたいと思う子供心を思い出させてくれました。何度も楽しめる上に一人でも、カップルや夫婦でも、コメディ要素もたっぷりなので友達同士でも楽しめる映画なので色々なシチュエーションで観てきました。今回は３０歳を目前にし、結婚し、仕事のキャリアを手放した女の目線でこの作品を楽しみました。
そんな今の私にとって、最も胸を掴まれたシーンは主人公の高齢の母が長年会えなくなっていた夫と本当に久しぶりに再会を果たし、ディナーデートをするシーンです。テーブルの準備が整った頃、キレイなドレスを着てお気に入りのアクセサリーをつけて身支度をしたおばあさんの姿があまりにも素敵で、夫との久しぶりの時間を心から嬉しそうに過ごす姿にとても感動しました。
２・３年でも一緒に生活していると夫の前でも楽な格好で過ごすようになるし、デートもこれと言ってお洒落をすることをも無くなってきていますが、何歳になってもこうしてデートのたびに心を踊らせ、お洒落をする素敵な女性になりたいと思いました。そして、当たり前に毎日一緒に過ごせていることも幸せなことだと気づかされました。一緒に夜ご飯を食べること、休日に二人でごろごろすること、そんな些細な日常のあれこれが、無くなってしまってからどれだけ大切な時間だったのかに気づくのでしょう。
映画を観たり本を読んだりする中で、そんな大切なことに気づかされ、ふと今ある日常を大切にしたいと思わせてもらえました。同じことの繰り返しに見える日常も愛しさと大切な宝物で溢れていて、そこに気づけるかどうかで日常の見え方も魔法みたいに変わるのかもしれません。
さて、せっかくですので、いつも通りの今夜のディナーをちょっと特別にしてくれそうなキャンドルスタンドをご紹介します。私が感動したディナーシーンで出てきた物と似ている１本立ちのアンティーク風な背の高いキャンドルスタンドです！明かりを消してキャンドルを灯すだけでも、ちょっぴり特別なディナータイムになりそうですね！
あなたの人生に魔法を
ここまで目を通してくださり、ありがとうございました！
今回この記事ではギリギリネタバレなしで書いています。というのも、リアルな世界の中に潜むファンタジーをこの作品を楽しみながら体験してほしかったからです。大人になると「魔法」なんてないと思い込んで、「魔法」という言葉だけでうさん臭く感じたり現実味をもてなくなってしまっていたりするから、人生の転機には子供心を取り戻し、自分が本来描いていた地図を見直すためにももう一度魔法を信じる心で世界や仕事や毎日を見て欲しいと思います。
映画を観ることがあなたの転機にヒントをくれますように。
別記事にて人生の転機に効く映画集を作成予定です！そちらも読んでいただけると嬉しいです。
コメント