コメディ映画「ジャッジ!」について、今回は気になる内容をまとめてみました!
この記事を読む前に「ジャッジ!」のあらすじやキャストについてまとめた記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね♪
永井聡監督ってどんな人??
「ジャッジ!」の監督さんを簡単にご紹介していきたいと思います!
この方の経歴、なかなかすごいんですよ?
「えっ!この人そうだったの?!」とびっくりすると思います!
経歴
武蔵野美術大学を卒業後、映像コンテンツ制作会社・葵プロモーション(現・AOI Pro)に入社し、数々のCMを監督する。
映画.comより
もともと映画監督ではなく、CMの監督をされていたんです!!
「ジャッジ!」にピッタリな方ですよね。
永井監督が監督されたCMって何だと思いますか?
知らない方はいないはず!
サントリー「グリーンダカラ」のCM
この歌とかわいい子役さんで注目を集めたこのCMの監督をされていたんです!
それだけではなく…
広瀬すずさん主演 大塚食品のMATCH のCMの監督もされているんです!!
そのほかにも、ソフトバンクやカップヌードルのCMも監督されています。
また、全日本シーエム放送連盟が主催している ACC CM Festival でクラフト賞テレビCM部門のディレクター賞を2年連続受賞しています。
それだけではなく、世界三大広告祭の1つのカンヌ広告祭でも賞を獲得している
広告界のすごい人なんです!
これまでの作品一覧
作品名 | 公開年 | U-NEXTで見れるか | DVD |
いぬのえいが | 2005 | ✕ | 【Amazon】 |
ジャッジ! | 2014 | ◯ | 【Amazon】 |
世界から猫が消えたなら | 2016 | ◯ | 【Amazon】 |
帝一の國 | 2017 | ◯ | 【Amazon】 |
恋は雨上がりのように | 2018 | アニメ版のみ | 【Amazon】 |
有名で人気の映画ばかりですよね!
「世界から猫が消えたなら」と「帝一の國」について気になった方はこちらの記事もぜひご覧ください!
【衝撃】脚本が嫌だった?!
本心に迫る前に!
まず「ジャッジ!」の脚本を担当した澤本嘉光さんについてご紹介したいと思います!
脚本を書いた澤本嘉光さんについて
東京大学卒業のCMクリエーター。CMだけではなく、脚本家、MV、作詞家、作家と様々な分野で活躍している方なんです!
CM
・ソフトバンクの「白戸家」
・家庭教師のトライ
映画
MV
・乃木坂46「気づいたら片思い」など
作詞
・東方神起「Stay With Me Tonight」など
著書
・犬と私の10の約束
また、この方の受賞歴もすごいんです!
・クリエーター・オブ・ザ・イヤー賞を3度受賞
・クリエーター・オブ・ザ・イヤー特別賞
・カンヌ広告祭銀賞受賞
・クリオ賞金賞
などなど多くの賞を受賞されています。
世界三大広告祭のうち2つで賞を獲得してるなんて広告界のレジェンドですよね。
脚本が嫌だったってホント??
監督が脚本嫌い?!
そんなことあっていいの?!
永井監督、あるインタビューで「最初にこの脚本を読んだときどう思いましたか?」
と聞かれ、こんなことを語っていたんです。
ビックリしましたね。でも、いい意味でふざけているし、しかも自分たちの働いている業界のことだったので、ちょっと・・・・嫌だなと思いましたね(笑)
CinemaTribune より
ええええええ!!!
ホントにいやって言ってますやん!!!!!!
いやいや、このインタビューの続きがあるんです。
実は内情がばれてしまうから嫌だったそうです。
たしかに、自分の会社の内側をみずから映画化しよう!
なんて普通思いませんよね。
登場するキャラクターにはモデルがいた?!
答えはYES!!!!!
あるインタビューでこのように答えています。
名前は出せませんが、モデルはいます(笑)
Cinema Tribune より
大滝さんのような部下を振り回す上司がいるなんて…。
本当に「服が気に入らないから駄目だ」「こうしないと、来年発注しないよ」などの
いちゃもんや脅しもあるみたいです。
では、審査会の様子も本当なのでしょうか。
オーバーにかいていますが、7,8割が本当のことです。広告祭のロビー活動にしても、外国人は不正をしているという感覚がない。彼らは自分の作品が好きだから、それをみんなに勧めて何がいけないんだという感じです。
Movie Walker より
映画を見るとたしかに外国人審査員たちはたくさん自分の作品をアピールしていました。
それに比べて喜一郎は自分の作品をアピールすることはしませんでした。
日本人らしさが出ているところですね。
実際、脚本を担当した澤本嘉光さんが審査員をしたときは
目立つ目的でアニメのTシャツを着ていったそうです!
澤本さんのアイディアすごいですよね。
そこまでしないと英語が得意ではない日本人が目立つことが難しいという現実が映されていたんですね。
太田喜一郎は妻夫木聡をイメージしたの?
答えはYES!!!!
永井監督がインタビューでこのようにが話されていました。
僕が参加した時点で妻夫木さんで決まっていたので、たぶん澤本さんも妻夫木さんを意識して書いていたと思うし、あのキャラクターは妻夫木さんじゃないと厳しかったんじゃないかと思います。
Cinema Tribune より
確かに、喜一郎はなよなよしていて、なのに他人の言うことは聞かず自分の意見を守り切るという、見ていてイライラする人もいるかもしれないキャラクターです。
そんな難しいキャラクターを妻夫木さんは自分のものにしているというか、応援したくなるキャラクターに仕上げているのが素晴らしいと思いました。
実際の妻夫木さんは喜一郎のような方ではなく、気さくで男らしく、フレンドリーで場を楽しませてくれる方なのだそう。
映画で出てくるCMってホントに流されてたの?
この映画では広告業界が舞台なのでたくさんのCMが登場しました。
これらのCMは本当に存在するのでしょうか。
前回の記事でも紹介したように、こちらのCMはこの映画のために制作されたものです。
左上にエースコックと記されていて本物のCMみたいですよね。
次に映画内で賞を受賞したトヨタのCMはどうなのでしょうか。
こちらのCMは実際に賞を総なめしているすごいCMなんです!!!
一時期、テレビでも流されていたのですが見たことがある方おられますか?
この作品が賞を獲得した時の審査員が脚本を担当された澤本さんなんです!!
なんだかすごくドラマチックですよね!
最後に
この映画リアルすぎる!!!!!
広告業界の人が見ると「あるある」と思えるところがたくさんあるのではないでしょうか。
逆にリアルすぎて怖くなるのかもしれませんね。
この作品をみてCMに注目される方も多くおられると思います。
テレビで流れているCMはたった15秒、長くても30秒ほどですよね。
ですが、その短い時間にどれほど多くの時間をかけているのか、どれほど情熱をかけているのかこの映画をみてわかりました。
監督・脚本家どちらもCMに携わるお仕事をされている方で、この作品に対する
本気度、そしてCMに対する愛がうかがえます!