主人公顔負けの魅力的な悪役についてまとめました。
悪役こそかっこいい!
映画を彩るのはかっこいい映画のヒーローたち…だけではありません‼
時には恐怖したり、時には共感したり、悪役は映画のなかでもとっても重要なキャラクターです。
なかでも残忍さ、カリスマ性、ビジュアル、スマートさ、で私たちをしびれさせてくれる伝説の悪役はとっても人気があり、ファンもたくさん‼
そこで「かっこいい悪役だいすき!」な筆者が独断と偏見でかっこいい悪役をまとめてみました。
「いかれてる」「つかめない」「カリスマ」「恐怖」「憎めない」の5部門に分けて紹介しながら、それぞれの悪役を比較していきます。
※以下、ネタバレがに近い表現が含まれる可能性があるためご注意ください。
いかれてる部門
最初に紹介するのは、イカレ具合の半端ない悪役‼
非常に有名な名俳優が多いかも??
ノーマン・スタンフィールド(レオン)
『レオン』に登場するスタンフィールド。ゲイリー・オールドマンが演じています。
スタンフィールドは麻薬捜査官のリーダーでありながら、自身も麻薬売買にに手を出す悪人です。犯人から押収した麻薬を自分で使用し、ドラッグを常に持ち歩いているのです。ドラッグ中毒だからか、いつも興奮状態で汗ばんでいます。
スタンフィールドは、ドラッグを盗んだという理由でマチルダ(ナタリー・ポートマン)という女の子の一家を殺害します。なんて極悪刑事…
そんなスタンフィールドは大のクラシック音楽好き。座った目や渋いスーツの着こなしなど、節々にどこか魅力を感じてしまうのは、ゲイリー・オールドマンの演技力あってのものでしょう。
- 残忍さ ☆☆☆
- カリスマ性☆☆・
- ビジュアル☆☆・
- スマートさ☆・・
ジョン・ドゥ(セブン)※ネタバレ注意
『セブン』に登場するジョン・ドゥ。演じているのはケヴィン・スペイシーです。
ジョン・ドゥは聖書に書かれる「七つの大罪」に沿って殺人事件を起こしていきます。
途中まで全く姿も現さないジョン・ドゥ。まるで警察をおちょくるような、計算尽くしの犯罪をしていきます。
映画の終盤、警察に護送されるジョン・ドゥですが、ここも計算済み。ラストはミルズ刑事(ブラッド・ピット)の「ある行動」をもってジョン・ドゥの犯罪は完結するのです。
一貫した犯罪と一歩前をいく思考力がとても魅力的です。
ところで、犯人のジョン・ドゥがいったい誰なのか観客がすぐにわかってしまうことを防ぐため、オープニングクレジットにケヴィン・スペイシーの名前は出てきません。
- 残忍さ ☆☆☆
- カリスマ性☆・・
- ビジュアル・・・
- スマートさ☆☆☆
タイラー・ダーデン(ファイト・クラブ)
『ファイト・クラブ』に登場するタイラー・ダーデン。演じるのはブラッド・ピットです。
タイラーは極悪犯罪者ではないものの、かなり過激な思想の持主。極端ではあるけれども芯がぶれず信念を持ち合わせ「自分」というものがものすごく強いです。また行動力もものすごい!
そんなタイラーは、ブラッド・ピットの丹精な顔立ちと美しい肉体と暴力的な行動のギャップがとても魅力的です。
「存在自体がかっこいい」と女性だけでなく多くの男性も虜にし、とても人気のあるキャラクターです。
- 残忍さ ☆・・
- カリスマ性☆☆・
- ビジュアル☆☆☆
- スマートさ☆・・
つかめない⁉部門
続いて紹介するのは、どこかつかめない悪役たち‼
サスペンス映画の悪役が多いです。
ハンニバル・レクター(羊たちの沈黙)※グロ表現注意
『羊たちの沈黙』に登場するハンニバル・レクター博士。演じているのは、アンソニー・ホプキンスです。
レクターは博士は天才精神科医である一方で、連続猟奇殺人鬼でもあります。殺害した人物の肉や臓器を食べてしまう「カニバリズム」をしていたことで警察に捕まり収容されています。
そんなレクター博士は、警察訓練生であるクラリス(ジョディ・フォスター)の事件解決を手助けするべく獄中から助言をしてくれるのです。
そしてクラリスの人柄に興味をもったレクター博士は会話を通じてクラリスのトラウマを開放していきます。
ホンモノの精神科医というだけあって、知性が半端ないレクター博士。人に興味を持ったり、紳士的な態度などカニバリズムを起こしたと思えないほど魅力的なキャラクターです。
そんなレクター博士の過去を描いたドラマ『ハンニバル』が2013年に放送され話題になりました。
ドラマ『ハンニバル』はコチラで購入することができます。
- 残忍さ ☆☆☆
- カリスマ性☆☆・
- ビジュアル☆・・
- スマートさ☆☆☆
カイザー・ソゼ(ユージュアル・サスぺクツ)※ネタバレ注意
『ユージュアル・サスぺクツ』に登場するカイザー・ソゼ。
劇中、カイザー・ソゼは存在だけは語られるものの素顔はなかなか明かしません。存在するのかどうかもわからないまさに「伝説」のマフィアです。
自分を目撃したものをもれなく殺害し、自身の噂を流し消えてしまう。カイザー・ソゼは知的ながらも残忍なキャラクターです。
カイザー・ソゼは映画のラストになってやっと正体を明かします…意外なところにカイザー・ソゼはいるのです。
ためらうことなく仲間をも殺していきながらも、煙のように消えてしまう、まさに伝説の存在であることがかっこいいです。
- 残忍さ ☆☆・
- カリスマ性☆☆・
- ビジュアル ???
- スマートさ☆☆☆
圧倒的カリスマ部門
続いて紹介するのは、圧倒的なカリスマ性のある悪役‼
真っ白いアノ人たちはカリスマ性抜群!?
ジョーカー(ダークナイト)
『ダークナイト』に登場するジョーカー。ヒース・レジャーが演じています。
ジョーカーは言わずと知れたバットマンシリーズの名悪役ですね。おぞましいビジュアルや残忍性、なかでも「バットマンの信念を崩す」ということに固執した悪事を働く異常性など、魅力をあげたらキリがないです。
こちらの記事で映画ごとのジョーカーの違いを比べています。
たくさんのジョーカーが生まれるなかで、このヒース・レジャー版ジョーカーがこれほどまでに支持されているのはヒース・レジャーの演技力あってのものでしょう。
ヒース・レジャーはジョーカーを演じたのを最後に亡くなっています。もしかしたら、徹底した役作りからジョーカーに飲み込まれてしまったのかもしれません。
- 残忍さ ☆☆☆
- カリスマ性☆☆☆
- ビジュアル☆☆☆
- スマートさ☆☆・
ヴォルデモート卿(ハリー・ポッター)
『ハリーポッターシリーズ』を通しての悪役、ヴォルデモート卿です。レイフ・ファインズが演じています。
「名前をいってはいけないあの人」として知られていますが、実はヴォルデモート卿も昔はトム・マールヴォロ・リドルという優秀なホグワーツの学生でした。
ヴォルデモート卿は、純血主義者であり過激な差別主義者です。禁忌とされている「死の呪文」も躊躇なく使用し、マグル(魔法を使えない人間)から魔力の強い魔法使いまで多くのひとを殺しています。
それでも多く部下がいるあたり、強烈なカリスマ性があるといえるでしょう。頭の良さと強い魔力があるからこそ魅力的なのかもしれません。
- 残忍さ ☆☆☆
- カリスマ性☆☆☆
- ビジュアル☆☆・
- スマートさ☆☆・
恐怖部門
続いて紹介するのは、もはや恐怖!とっても怖い悪役!
作家スティーブン・キングの作品に登場する悪役が名を連ねます!
ジャック・トランス(シャイニング)※ネタバレ注意
『シャイニング』の主人公、ジャック・トランス。演じているのは、ジャック・ニコルソンです。
ジャック一家は新しい管理人として山頂のホテルで冬を越すことになります。しかしそのホテルはいわくつきで、ジャックは何かにとり憑かれたかのように次第に豹変していきます。
まるで狂ったように家族を追いかける様子は思わずぞっとします。
ドアの隙間から顔をのぞかせるシーンは強烈なインパクトがあり、映画を見ていない人にも有名ですよね。
ちなみに、あまりのジャック・ニコルソンの怖さに子役がトラウマにならないよう、ホームビデオと偽って撮影をおこなっていたのだとか…
- 残忍さ ☆・・
- カリスマ性☆・・
- ビジュアル☆☆☆
- スマートさ☆・・
ペニー・ワイズ(IT)
『IT』に登場する、ペニー・ワイズ。演じているのはビル・スカルスガルドです。
ペニー・ワイズは子供たちを恐怖に陥れる殺人ピエロです。それぞれのトラウマに変身し、じわじわと攻めていく実に知的なキャラクターです。
見た目の怖さやインパクトはずば抜けていますね。ペニー・ワイズがきっかけでピエロが怖くなってしまった人もいるのではないでしょうか。
しかし、ペニー・ワイズを演じるビル・スカルスガルドの素の姿はめちゃくちゃイケメンって知ってましたか?
コチラがペニー・ワイズを演じるビル・スカルスガルドです。
あんな恐怖のピエロからは想像もできないカッコよさですね。
- 残忍さ ☆☆・
- カリスマ性☆・・
- ビジュアル☆☆☆
- スマートさ☆☆・
憎めない部門
最後に紹介するのは、悪いのにどこか憎めない!愛すべき悪役!
幅広い年代から愛される、名作映画の悪役が多い傾向…⁉
ビフ・タネン(バック・トゥ・ザ・フューチャー)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場するビフ・タネン。演じているのはトーマス・F・ウィルソンです。
愛すべき悪役といえばビフ!今まで紹介してきた悪役たちとは少しテイストが違いますね。いじめっこと言った方がしっくりきます。
そんなビフのマクフライ一家(主人公一家)への執着はものすごく、過去・現在・未来すべてにおいて絡んできます。
乱暴者でずるがしこいビフですが、毎回マーティ(マイケル・J・フォックス)にたい肥のトラックに突っ込むというお決まりの方法でやられてしまいます(笑)
ビフはワルでありながら、劇中の面白さを担ってくれているキャラクターです。
ところで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はディズニー映画になる可能性がありましたが、脚本を持ち込んだ際に「親子の近親相姦は描けない(劇中で若いころの母親が未来からきた主人公の正体に気づかずに恋をしてしう描写がある)」という理由でNGをだされてしまいました。
- 残忍さ ・・・
- カリスマ性☆・・
- ビジュアル☆☆・
- スマートさ・・・
- 「面白さ」☆☆☆
ダース・ベイダー(スター・ウォーズ)※ネタバレ注意
『スター・ウォーズ』シリーズの悪役、ダース・ベイダー。
あの音楽とともに堂々と登場するシーンや、強烈な見た目、衝撃的な正体などあらゆる面で見る人を虜にしてしまう悪役です。
最も強く、そして冷酷なダース・ベイダーは敵味方構わずに無能であるものは倒してしまいます。
実はダース・ベイダーはもともと戦士であり、愛する妻を想ってダークサイドに闇落ちしてしまいます。
残酷なキャラクターとは裏腹に、人間味あふれる過去が人気の理由のひとつでしょう。
- 残忍さ ☆☆・
- カリスマ性☆☆☆
- ビジュアル☆☆☆
- スマートさ☆☆・
ヘクター・バルボッサ(パイレーツ・オブ・カリビアン)
『パイレーツ・オブ・カリビアン』に登場するヘクター・バルボッサ。演じているのは、ジェフリー・ラッシュです。
彼は常にずるがしこく、私利私欲のために動き、いざとなれば仲間の海賊をも裏切る実に海賊らしいキャラクターです。
それでも、船の上で乗組員をまとめ上げる船長の姿はとてもかっこいいです。
シリーズを追うごとにジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)との関係性が微妙に変化していくのも魅力的です!
『呪われた海賊たち』では、ジャックの宿敵として描かれていますが、のちに犬猿の仲であり親友になっていきます。
『最後の海賊』では、バルボッサの人間味あふれる心優しい姿も見ることができます。
- 残忍さ ☆☆・
- カリスマ性☆☆・
- ビジュアル☆☆・
- スマートさ☆☆☆
かっこいい悪役が出てくる映画を視聴するには?
いかがだったでしょうか。これを機にぜひ悪役にも注目しながら映画を見てみてください!
かっこいい悪役が登場する映画を視聴するには?
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