バットマンの宿敵ジョーカーを映画ごとに徹底比較!ジョーカーの魅力に迫ります!
そもそもアメコミって…?
まずは、簡単にアメコミの基本をおさらいしておきましょう!
アメコミはアメリカンコミックスの略で、アメリカで発売された漫画を他の国で発売されたものと区別するための呼び方です。
MARVELとDC
なかでもアメコミで有名なのはmarvelとDCではないでしょうか!
このふたつの違いって何かわかりますか⁇ 実は出版社のちがいなんです。
marvelコミックはスパイダーマンやアイアンマン、キャプテンアメリカなどが有名ですね。 一方DCコミックスはバットマンやスーパマン、フラッシュなどがなどが有名です。
それでは映画ではどうでしょうか?
marvel映画は、ソニーやコロンビアが、最近ではディズニーが配給しています。 一方DC映画は、ワーナーが配給しています。
作品ごとにストーリーが違うのはなぜ?
多くの作品が映画化やドラマ化されていますね。作品ごとにキャラクター設定やストーリーが異なり混乱してしまう方もいるのではないでしょうか?
実は、アメコミ作品に決められたストーリはありません。
アメコミでは複数の作者が一つの作品を作ります。だいたいのキャラクターや話の流れなどはありますが、作者によって詳細が異なるのです。
つまり、一つの作品のタイトル・キャラクターを使って多くの人がそれぞれ異なった物語をつくっていくのです。
ということは、アメコミ作品を映画化する際も、監督が自由に物語を作り上げることができちゃうんです!
だからこそ、作品ごとに様々なジョーカーがうまれているんですね。
ジョーカーってどんなキャラクター?
ジョーカーはバットマンに登場する、ヴィランです。
バットマンの宿敵とされ、長年ファンに最も愛されているヴィランといっても過言ではないでしょう。
そんなジョーカーは様々な映像作品に登場しています。
ジョーカーの共通した特徴は?
様々な作品に登場するジョーカー。作品ごとに多少の設定の違いはありますが、共通する点もあります。
それはずばり、緑色の髪・白い顔・笑い‼
これらがジョーカーというキャラクターのアイデンティティになっています。
ジョーカーはスーパーパワーを持っていません。これらの特徴はどこか、人間だけれども人間離れしているような不気味さを表しているのではないでしょうか。
今回は最も個性の出やすい映画やドラマなどの実写版ジョーカーを比較していきます。
【シーザー・ロメロ】ジョーカー
作品
まずはじめに紹介するのはシーザー・ロメロが演じた初代ジョーカー。写真右下にいるのがジョーカーです。
このジョーカーが登場するのが、1966〜1968年にアメリカのテレビ番組として放送された『怪鳥人間バットマン』です。『怪鳥人間バットマン』はバットマンシリーズにおける初の映像化作品でした。
この作品はコメディ感が強くいわゆる特撮モノのような作品です。バットスーツなども少し安っぽく見えてしまいますね(笑)
見た目
このジョーカーは緑色のカールヘア、紫色のスーツ、真っ赤にはれた唇などマンガ版のジョーカーの見た目を完全に再現しています。バットマンに比べてかなりクオリティの高い再現ではないでしょうか?
ポイント
一方ジョーカーのキャラクターは、テレビ放送ということで規制され残虐性はもちろん特にこれといった害のある犯罪はしません。
いたずらを働きバットマンをおちょくるマヌケなジョーカー。今でいうところのばいきんまんみたいなキャラクターですね。
シーザー・ロメロ版ジョーカーは、見た目はマンガのまんまでどこか憎めないキャラクターであるのが魅力です。
【ジャック・ニコルソン】ジョーカー
作品
続いて紹介するのは『バットマン』に登場する、ジャック・ニコルソンが演じたジョーカーです。
『バットマン』は1989年に公開されたティム・バートン監督作品です。この作品はティム・バートン監督らしい、「ダークだけれどもどこかウキウキする」そんな映画になっています。
見た目
このジョーカーは紫のスーツにオレンジのシャツ、常にニンマリとした笑顔でいるのが特徴的です。コミックス内にも登場した毒ガスや電気棒など様々な小道具も登場します。
ポイント
ジョーカーを演じたジャック・ニコルソンは『シャイニング』や『カッコーの巣の上で』など主演をつとめる名俳優ですね!
この作品でもジャック・ニコルソンの演技はバットマンを飲み込んでしまっているように見えます。大きな犯罪を起こしながらも、悪びれることのない陽気さはまるで本物のジョーカーのようだと、今なおファンからの人気が高いです。
ジャック・ニコルソン版ジョーカーは、残虐さとポップさがうまくマッチした原作らしいジョーカーであるのが魅力です。
【ヒース・レジャー】ジョーカー
作品
続いては、クリストファー・ノーラン監督によるバットマン3部作、ダークナイトトリロジーに登場するヒース・レジャー演じるジョーカーです。
中でもジョーカーがメインで登場するのは2008年公開の『ダークナイト』。いままでのアメコミ映画とは一転、ダークで重い映画にすることによってアメコミ映画のイメージをガラッと変え、一躍有名になりました。
このジョーカーはファンからも史上最高のジョーカーといわれることが多いです。
見た目
このジョーカーは猫背、ところどころはげ落ちたような不完全なメイク、目元の黒塗り、避けた口が特徴的です。これらがあいまって、不気味さが際立っています。
ポイント
ヒース・レジャーもジャックニコルソンと同じく名俳優でしたが、28歳と若くして亡くなったため今作が遺作となってしまいました。(ダークナイトの次に撮影されていた『Dr.パルナサスの鏡』の撮影途中で亡くなっています。)
ヒース・レジャーは亡くなった後、アカデミー賞を受賞しました。
そんなヒース・レジャーがみせる恐ろしいほどの演技力と不気味さ、バットマンへの異常な執着心、予測不可能な行動により、ジョーカーのカリスマ性が表れています。
ヒース・レジャー版ジョーカーは、不気味さが際立つ狂気のカリスマであることが魅力です。
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【ジャレッド・レト】ジョーカー
作品
次に紹介するのは、『スーサイド・スクワッド』に登場するジャレッド・レト演じるジョーカーです。
『スーサイド・スクワッド』は2016年に公開されました。DCコミックの悪役たちが集い世界を救うストーリーになっています。
悪役の集結というストーリーですが、ポップでキュートで迫力のある映像が人気です。
見た目
このジョーカーはオールバックの髪、避けていない口、はだけた上半身、金属のアクセサリー、たくさんのタトゥーと一風変わった風貌をしています。まるで、ギャングのボスですね。
ポイント
この作品のジョーカーはギャングのボス的なポジションです。映画のテイストとマッチしたポップな見た目と、仲間をも裏切っていく残忍さが特徴的です。
ハーレイ・クインとの恋愛関係など原作コミックとマッチする部分も多く、それと同時にいままでにないジョーカーのイメージをつくりあげていますが、このジョーカーはファンの間では賛否両論です。
ジャレッド・レト版ジョーカーは、スタイリッシュさとポップな見た目、残忍さを兼ね備えているのが魅力です。
【キャメロン・モナハン】ジョーカー※一部グロテスクな表記があります
作品
続いては2014年から放送されたドラマ『GOTHAM/ゴッサム』に登場する、若手俳優キャメロン・モナハン演じるジョーカーです。
『GOTHAM/ゴッサム』は犯罪がはびこる街ゴッサムシティを舞台に若き日の刑事ジェームズ・ゴードンが犯罪を正していくドラマです。
バットマンに登場する多くのヴィランが出てくるため、バットマン作品としても、刑事ドラマとしても楽しめます。
見た目 ※グロテスクな写真が含まれます
こちらのジョーカーは、見た目が段々と変わっていくのが特徴的です。最も人間らしい見た目であったはずなのに、話が進むにつれて風貌がグロテスクになっていきます。おぞましさでは一番コミックに近いかもしれません。
ポイント
『GOTHAM/ゴッサム』にはたくさんのヴィランが登場しますが、そのなかでもジョーカーがずば抜けているのが、狂気性とカリスマ性‼
これをいかして、作品内でジョーカーは信者を集めるカリスマっぷりを見せています。また、顔の皮をかぶるなどコミックを模したグロさもみることができます。
キャメロン・モナハン版ジョーカーは、ずば抜けたグロテスクさ、コミック版ジョーカーのおぞましさに近いことが魅力です。
【ホアキン・フェニックス】ジョーカー
作品
最後に紹介するのは、2019年に公開された『ジョーカー』に登場するホアキン・フェニックス演じるジョーカーです。
ホアキン・フェニックスはこの役を演じ主演男優賞を受賞したほか、第76回ヴェネチア国際映画賞では最優秀作品賞を受賞しています。
ひとりの男がジョーカーになるまでを描いた作品で、社会派ドラマでもあるとして話題になりました。
『ジョーカー』について気になる方は以下の記事で詳しく紹介しています。
見た目
こちらのジョーカーはピエロのようなメイク、えんじ色のジャケット、やせこけた体が特徴的です。不気味さが感じられる反面どこか弱々しさも感じます。
ポイント
いままでのジョーカーとは異なり、劇中でジョーカーになる前の日常やジョーカーになった理由、そして人々におそれられるだけでなく支持される姿も描かれています。その姿はまさにダークヒーロー。
狂気的なカリスマ性を持つ一方で、ジョーカーのなかで唯一人間らしさが見えるのではないでしょうか。
ホアキン・フェニックス版ジョーカーは、カリスマ性の中に見え隠れする人間らしさが哀愁と儚さをただよわせているところが魅力です。
ジョーカーが登場する映画を視聴するには?
いかがだったでしょうか。作品ごとに特徴は違えど、ジョーカーはやはり魅力的なヴィランですね‼
そんなジョーカーが登場する映画を視聴するには?
映像でジョーカーの活躍をみて、ぜひお気に入りのジョーカーを探してみてください!
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