日本人批判の映画って本当なの!?~映画『モネ・ゲーム』キャスト紹介~映画に登場したモネの「積みわら」は本物か?!

コメディ映画

1966年に公開された映画『泥棒貴族』リメイク作品です。
当時は、マイケル・ケインシャーリー・マクレーンが演じました。

泥棒貴族 [DVD]

原題は『GAMBIT』で、1966年と同じタイトルです。
邦題は過去も昔も変わっています。

あらすじ

イギリス人キュレーター、ハリー・ディーン(演:コリン・ファース)は、長年メディア王ライオネル・シャバンダー(演:アラン・リックマン)のもとで働いていたが、彼の横柄さと人使いの荒さには我慢できないものを感じていた。印象派絵画のコレクターであるシャバンダーは、日本人コレクターのゴウ・タカガワとの競り合いの末にクロード・モネの連作『積み藁』の『積み藁・夜明け』を落札して以来、対になる作品で戦時中ナチスに強奪された『積み藁・夕暮れ』を探し求めていた。これを知っていたハリーは、知人の退役軍人ネルソン少佐が描いた贋作の『積み藁・夕暮れ』を利用して大金を巻き上げることを計画する。作品は強奪後ゲーリングの別荘・カリンハルに飾られていたが、連合軍パットン将軍の第1師団による急襲を受けた後行方知れずになっていた。ハリーは、この時陣頭指揮を取ったプズナウスキー軍曹の孫娘でカウガールのPJ・プズナウスキー(演:キャメロン・ディアス)を仲間に加え、もっともらしいバックストーリーを付け加えてシャバンダーをすっかり信用させ、ハリーの鑑定を裏づけに、シャバンダーが贋作に支払った大金を手に逃亡しようと考えた。しかし「悪知恵は働くものの大胆さには欠ける」ことには衆目の一致するハリーの計画は、当初から挫折の連続となる。

引用元:wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/

また、映画の冒頭にもアニメーションで大まかなあらすじが流れますので「ああ、大体こんな感じのストーリーなのかな」って観る前から映画の内容を予測させてくれます。この時点で「観るか・観ないか」を判断することも出来ますし、この冒頭がネタバレに繋がるかと言えばあまり影響はないと思います。

ストーリーは重くなく、綺麗な美術品と共に気軽に見られるコメディ映画です。
意外と楽しめると思いますよ♪

キャスト紹介(出演者まとめ)

ハリー・ディーン役(コリン・ファース)

この物語の主人公。
ハリーは、キュレーターとしてシャバンダーのもとで雇われていますが今にも解雇されそうです。そんな中、ある計画を考えます。自分の世界に入った妄想ストーリーの中では、とても仕事がうまくいきます(笑)
仕事として能力はあるのですが、協調性とお金がないのが欠点のようです。

コリン・ファースの代表作
『英国王のスピーチ』『シングルマン』『キングスマン』シリーズなど


PJ・プズナウスキー役(キャメロン・ディアス)

モネの『積み藁・夕暮れ』を所持していたと思われる、連合軍パットン将軍第1師団の陣頭指揮を取ったプズナウスキー軍曹の孫娘
本当は絵など所持しておらず、鶏肉工場で低賃金で働いているカウガールです。

キャメロン・ディアスの代表作
『メリーに首ったけ』『チャーリーズ・エンジェル』『アニー』など


ライオネル・シャバンダー役(アラン・リックマン)

白髪のスネイプ先生もとい(笑)、億万長者でハリーの雇い主。
冷静でやや利己的。実はヌーディスト。

アラン・リックマンの代表作
『ラスプーチン』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』『ハリー・ポッター』シリーズなど


ネルソン少佐役(トム・コートネイ)

ハリーの友人で贋作の達人。PJにちょっと惹かれちゃいます。
彼の語りでストーリーが展開します。

トム・コートネイの代表作
『ドクトル・ジバゴ』『カルテット! 人生のオペラハウス』『さざなみ 45 Years』など


ゴウ・タカガワ役(伊川東吾)

有名なケーブル会社の会長。シャバンダーとはオークションでライバルに。

海外の映画に日本人役で出演する俳優さんの中には、実は中国人が演じている日本人というものが多いのですが、この作品ではちゃんと日本人が日本人役を演じています。

伊川東吾の代表作
『ラストサムライ』『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』など

クロード・モネの積みわらについて

『積みわら 晴天、朝の効果』1890年 https://ja.wikipedia.org/wiki/

印象派の巨匠として、光の魔術師とも呼ばれるクロード・モネ

モネは、季節や時間、天候などの様々な理由によって変化する光具合を連作で描くことでも有名な画家でした。連作の中には、睡蓮、ポプラ並木、セーヌ川ウェストミンスター宮殿などもあり、その中でも「積みわら」の連作は代表作の一つとも言えます。

映画の中では2つの「積みわら」を紹介していましたが、実際の「積みわら」は数種類あり、分かっている中でも20作品以上はあります。

現在は、フランスやアメリカなどの美術館に所蔵されており、日本でも東京の国立西洋美術館岡山県の大原美術館に所蔵されています。
また、個人の所蔵品ともなっているようです。

『積みわら – 日没、雪の効果』, 1890年 – 1891年 https://ja.wikipedia.org/wiki/
『ジヴェルニーの積みわら、日没』, 1888年 – 1889年 https://matome.naver.jp/odai/2135294062500111301/2135296016802685403

また、映画の中で登場した
「夕暮れ」「夜明け」の作品は実際にはない作品のようです。
なんか、ありそうですよね。

クロード・モネの作品は、光を操るまばゆい作品が多いです。
筆者である私も大ファンなので、この映画を観るキッカケに繋がりました。気になった方は、国内の個展も開催数多いのでぜひ観に行ってみてくださいね。

アンチ日本人的なストーリー?

作中には、英語が喋られない外国人として典型的な出演をする日本人
この登場の仕方には賛否両論で、日本を馬鹿にしていると思う人もいれば、ストーリー的にそんなことはないのではないかと言う人もいます。私は後者ですね。

また、日本人は義務下で教育を受けられ、世界と比較しても恵まれた環境で育ったにもかかわらず英語が喋られない人が多いのは事実です。目を背けてはならない恥ずかしい部分だと私は思います。

「自分が生まれ育った場所から一生動く気はありません」という人でしたら必要な言語では無いかもしれませんが、日本国内にも今では観光ではなく居住している外国人も多く、外国人=英語という言語には限りませんが、大体の外国人が英語は基本要素として覚え、その他に母国語や他国語を話しているように思います。

英語に比べて、日本語は漢字・ひらがな・カタカナとあり、和製英語として感覚的な言葉も多用されており非常に複雑です。英語を覚える方が容易かもしれませんね。
外国人の友達が、翻訳機というか日本語辞典のようなアプリを使用して、会話の度に熟語などを頻繁に検索している様子を見ると、勉強の仕方もマメな人が多くて感心します。

また、日常生活にも英語表現は多くなっており(IT企業の若者たちがやたらと使う中途半端な英語表現は大嫌いですが・笑)初歩的なものでもいいので、少しずつでも覚えておくと必ず役に立ちます。

近年は、その土地にも寄りますが若い世代の国際交流もさかんになっており、英語を強みとする人たちも増えきているようではありますね。今後に期待です!!

映画『モネ・ゲーム』を無料で観たい‼

映画『モネ・ゲーム』を無料で観るなら? 

コメント

タイトルとURLをコピーしました