誰を推すか迷っちゃう…! 話題のイケメン俳優が勢ぞろいの映画、ついに登場 !!
皆さんご存じですか ? 2017年にイケメン俳優が勢ぞろいした映画があったことを。その名も「帝一の國」!! あの菅田将暉さんを主演とし、野村周平さん、竹内涼真さん、千葉雄大さん、間宮祥太朗さん、志尊淳さんら、注目の俳優さんが、スクリーンで同時に見れてしまうんです !! こんな目の保養になる映画はないと思います。実際スクリーンで二回見たのですが、それでも飽きずに何度も観れてしまう。そんな「帝一の國」のストーリーをご紹介します。
帝一の“一”は一番の“一”!!「帝一の國」の軽いあらすじ(ネタバレなし)
映画は、主人公の赤場帝一(演:菅田将暉)が椅子に座りながら話すところから始まる。「政治とは、流血を伴わない戦争である。毛沢東の言葉の中で、一番好きな言葉だ。」と述べ、自分の過去、夢について語り始める。
帝一は、やんごとなき家庭の長男として生まれ、父親である赤場譲介(演:吉田鋼太郎)から絶大な期待を寄せられていた。その期待とは「日本の国家権力のトップ、総理大臣になること」であった。しかし、当の帝一は、争いを好まず、毎日ピアノを弾いているようなおとなしい青年であった。なので、いつも同級生の東郷菊馬(演:野村周平)と子分の根津二四三(演:萩原利久)にいじめられ、幼馴染の白鳥美美子(演:永野芽郁)に助けてもらっていた。そんな帝一にしびれを切らした父は、帝一に滝修行を強要する。言い争う家族、争いを嫌う帝一はその光景を見て思うのだ。「なぜ僕がピアノを弾くと家族が言い争いをしてしまうのか」「ただ、ピアノが弾きたい」その時、帝一の頭に何かが下りてきたのだ。そして彼は父にこう告げるのだ。「僕、滝修行行くよ」
時がたち、高校生となった帝一は、父の期待に応えながら順当な人生を歩んでいた。父の母校である“私立海帝高校”に進学。成績もトップで、高校へも首席で入学。入学式であいさつを任された帝一は、登壇するときに心の中でこう誓うのであった。「僕は必ず総理大臣になって、僕は作る。僕の國を。」と。
ライバルと差をつけろ !! 波乱の生徒会長選開幕(ネタバレあり)
総理大臣になって自分の國を作るのは簡単ではない。政界の一大派閥である、“海帝生徒会長会”に入らなければならないのだ。そのためにはまず、生徒会に入り、生徒会長を目指さなければならない。だが、彼に抜かりはない。成績トップ、中学時代生徒会長を務めた彼は、すんなりと1年1組のルーム長(学級委員長と同じ立ち位置だと思ってください)に選任される。副ルーム長として帝一の親友である、榊原光明(演:志尊淳)を選ぶ。これで、生徒会に入ることは成功。しかし、敵は多い。帝一は光明の発明品を使って他クラスのルーム長を探る。2組は、帝一をいじめていた東郷菊馬、6組は、超難関の海帝の一般入試に合格した好青年、大鷹弾(演:竹内涼真)が務める。
第一印象から弾をライバル視した帝一は、裏の手口を使って海帝高校一般入試の問題を手に入れる。すべての問題を解き終わり、勝手に弾と点数で対決をするのだった。結果は無事勝利。「勝つことでしか生きていけない。負け犬にはなりたくない」と叫ぶ帝一に、父の譲介は「お前は犬になって、勝ち犬になるのだ」と告げる。そう、帝一は今年の生徒会長選で功績を挙げないと、来年の生徒会長候補に選んでもらえないのだ。そのためには、どの生徒会長候補につくのかが問題になってくる。光明の考察で、三人の候補が浮かび上がってきた。本田章太(演:三河悠冴)、森園億人(演:千葉雄大)、氷室ローランド(演:間宮祥太朗)だ。
過去の功績、人間性を鑑み、帝一は氷室の犬になることを誓う。そして、生徒総会で校旗掲揚を任される。一瞬菊馬に邪魔されかけるが、弾に救われ無事校旗掲揚という任務を完遂。信頼を得た帝一は、文化祭の開会式の演出を任される。その開会式の内容は、運動部の部長と氷室で和太鼓のパフォーマンスをし、きずなを深め票固めをする、というものだ。作戦は見事に成功 !! 次は文化部の票固めへ歩を進める。そこで重要になってくるのが、弾の存在だった。弾の家が貧乏で金に困っていることを知っていた帝一は、氷室にそのことを告げ口。氷室はそのネタを使い、お金の力で弾を引き入れようとする。しかし、弾はそれを拒否し、あろうことか氷室を殴り敵である森園派につくというのだ。それに怒り心頭の氷室。そこに菊馬がやってきてこう告げるのだった。「帝一は、親子で氷室を邪魔している。」
戦意喪失 !? どうなる生徒会長選挙。(ネタバレあり)
家に帰ってきた帝一は、氷室に恥をかかせてしまったと父親に話した。しかし、父親は氷室について衝撃的な話を帝一にする。それは、氷室の父と帝一の父は、“日本車優遇措置法”という法律の件で対立関係にあったのだ。父を尊敬する帝一は、それを聞いた翌日光明にこう告げるのだ。「僕は、修羅の道を行く」つまり、森園派に寝返ることを画策するのだ。森園派のところに行った帝一だったが、先日の弾への所業により印象はよくないままであった。しかし弾は、「俺たち友達だろう」と言って許してくれたのだ。そこから様々な作戦で氷室派に対抗しようとする森園派だが、投票予想数の差は埋まらない。それはなぜか。氷室は菊馬のアイデアで、文化部の部長たちに賄賂を渡していたのだ !! どうしたら票差が埋められるのか、それに対して譲介は幕末の彰義隊の話をする。「新政府軍が勝てたのは、錦の御旗をかかげていたからだ」という話にヒントを得た帝一は、ある作戦を思いつく。それは、校庭で放課後マイムマイムを踊るというものだった。マイムマイムの不思議なメロディと仲の良さそうな雰囲気に吸い寄せられる生徒たち。しかし、氷室から賄賂を貰った者たちは入れない。氷室は、だんだんと焦り始め、その焦りを長年支えてくれた友人の駒光彦(演:鈴木勝大)にぶつける。それをきっかけに二人は決別してしまう。
マイムマイム作戦は見事成功に終わり、森園派は氷室派に並ぶほどになる。しかしここで事件が勃発。帝一の父が賄賂の嫌疑をかけられ逮捕されてしまうのだ !! それを聞いた帝一は完全に落ち込んでしまう。面会に行った帝一は譲介に、なぜ自分が総理大臣を目指しているのか、思いのたけを口にする。「いつも僕の邪魔してきたじゃないか !! ピアノが弾きたいよ…」そう、彼はずっと誰にも邪魔されることなくピアノが弾きたかったのだ。そのために自分の國を作ろうとしていたのだった。帝一の「ピアノ、弾けなくなっちゃうよ…」その言葉に、譲介は涙を浮かべながら、「すまん」と謝るのであった。
学校では、帝一へのバッシングビラがばらまかれ、森園派は完全に劣勢に立たされている。しかし、当の森園本人はいたって冷静であった。「行きましょう、いよいよ会長選です」といい、席を立つ。しかし、会長選の会場に、帝一の姿はない。そこで弾は帝一の家へ行き、帝一に選挙に行くように促す。だが、戦意を喪失しきっている帝一の耳には届かない。弾は、そんな帝一の胸ぐらをつかみ、「お前俺に借りがあるって言ってたよな」と怒りをぶつけるも、帝一は動かない。弾と光明が外に出るとそこには美美子が待っていた。帝一の部屋に入った美美子は、帝一にビンタをする。そして、「自分の國、作るんじゃなかったの ? そのために、光明くんや、弾くんに助けてもらったんでしょう ? そしたら今度はみんなを助けてあげなきゃ」と鼓舞する。その言葉を聞いた帝一は目が覚め学校へとダッシュで向かうのであった。しかし、それを阻むものがいる。菊馬だ。実は譲介の事件には、菊馬の父が絡んでいたのであった。どうしても帝一の邪魔をしたい菊馬は、帝一につかみかかるのであった。グラウンドで対峙する二人。ついに殴り合いが始まったのだ。
そんな中、生徒会室では、着々と生徒会長選挙が行われていた。氷室、森園、それぞれに票が入っていく中、事件は起こる。なんと氷室の側近であった駒が、森園に投票したのだ。「お前は生徒会長になってはいけない人間だ。」そういわれ、駒につかみかかる氷室。何名もの人間に取り押さえられ、その場は収まった。そして弾の投票順になる。しかし、弾は白票で提出する。そして時期生徒会長の決定権は、現生徒会長の堂山圭吾(演:木村了)に委ねられた。堂山は、氷室、森園それぞれに声をかけ、それに対して森園は、「僕なんて所詮、井の中の蛙大海を知らずですよ」とつぶやく。すると堂山は「その句には続きがある。されど空の深さを知る。お前は生徒会長にふさわしい」と返す。その言葉で、森園がじき生徒会長になることが決まった。
ついに決着 !! 帝一は自分の國を作れるのか… ! (ネタバレあり)
一方、帝一と菊馬の喧嘩も佳境に入っていた。菊馬は、「お前のせいで、いつも父上に怒鳴られてたんだよ。勉強でも一番、ピアノも一番、おまけに美美子まで…」と、今まで言ってこなかった胸の内を明かした。すると帝一は菊馬につかみかかりながら、「そのピアノすら自由に弾かせてもらえなかった、僕の気持ちがわかるのか」と言い返す。それぞれがそれぞれの親の期待を背負い、つらい思いをしていたのだ。勝負は、引き分けたかと思えた。しかし、菊馬は立ち上がる。そんな菊馬に対して、美美子は小学校の頃のように蹴りを食らわせ、勝負は終わった。
帝一が海帝に着いたころには、会長選は終わっていた。帝一は、菊馬との勝負の行方を傍にいる美美子に尋ねる。帝一の勝利を告げた美美子に対し、帝一は子供のような笑顔で「僕ついにやり返したよ ! 」と嬉しそうに言うのだった。しかし、安心していられるのもつかの間、選挙に負けた氷室が屋上から飛び降りたのだ ! もう助からないと誰もが思った。だが、氷室は生きていた。光明が帝一用にマットを敷いていたのだ。目を覚ました氷室は、目の前にいる駒に「駒、お前は俺の友達だよな.. ? 」と不安げに問いかける。その問いに駒は、「当たり前だろ…。」と答え、仲直りをするのだった。
そして、舞台は最初の場面に戻る。帝一は、森園から次期生徒会長候補として推薦されていた。森園の派閥の撤廃、氷室の飛び降りにより“海帝生徒会長会”という派閥はなくなり、皆が自由に投票できるような制度に変わった。その制度を使い、体育館で生徒会長選挙が行われていた。現在は、弾と帝一が数票差で争っている状況。すると、もう一人の候補であった、菊馬が「俺も投票に参加いいですか」と問う。許可が下りた菊馬は、弾のところに行くかと思いきや、帝一のところに来た !! これで帝一の勝ちかと思われた、その時だった。帝一は弾の陣営の方に向き、そちらに足を踏み入れたのだ。みんなが衝撃を受けていた。すると帝一は弾にこう言う。「弾、借りは返した。海帝を変えるのは、お前のような人間だ。僕はピアノさえ弾ければそれで十分だよ。」帝一は、弾に生徒会長の座を譲ったのだ。弾は、「本当にいいのか」と聞いた。それに対し帝一は、今まで弾がたくさん言ってきた言葉を口にする。「だって友達だろ」その友情に、生徒中から拍手が起こった。
そして、新しい生徒会長の就任式、その舞台にはグランドピアノが置かれ、帝一は調子よくピアノを奏でる。みんなが帝一の演奏に聞き入っている。そして、彼の一番好きな曲を演奏する。その名は、“マリオネット”。そう、操り人形だ。そして最後、帝一は意味深に微笑み、こう呟く。「そう、君たちのことだよ」
貴方は誰推し ? 映画の感想と見どころを紹介
いかがでしたでしょうか。最後なぜ帝一は弾に生徒会長の座を譲ってしまったのでしょう ? その理由についても本編で語られています。その理由を知りたい方は、ぜひ本編をご覧くださいね。
この映画、実写化映画の中でも無類の大ヒットを記録した作品で、上映前にはテレビでアナザーストーリーが放映され、そちらも大ヒットでした。この作品の大ヒットの理由の一つは、やはり豪華な役者さんですよね。それぞれが、まったく違う個性的なキャラクターを演じているので、「私はこの人が好き」とか「私はこの人かな」とかご友人や家族と話すいいネタになるかもしれません。
また、ところどころはいるギャグパートも見逃せません。特に、テスト対決の時の菅田さんと吉田さんの掛け合いは、何度見ても爆笑必至です。そして、永野芽郁さん演じる、美美子との会話も見逃せないポイントになっているので、そちらも是非チェックしてください。エンディングでは、彼女がギターを持ちながら踊るシーンもあります。もうとてつもなくかわいいので、必見です。
この映画は、もともとジャンプSQで連載されていた漫画「帝一の國」が元になっていますので、そちらも是非チェックしてみてくださいね。
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