映画 キングダム あらすじ
原泰久さん原作大ヒット漫画「キングダム」が、2019年4月に実写化されました。実写は不可能か?とも言われていたこのキングダム。オファーを受けた出演者自身も、プレッシャーの中キングダムの世界を作り出し、撮影を終えて「実写化できるんだ…!」と実感したと言います。監督含めキャストの皆さんが自信を持った心持ちで届け、公開となりました。その結果は興行収入50億越えの大ヒットを遂げました。
映画キングダムの簡単なあらすじ
紀元前245年の中国・春秋戦国時代、西方の国「秦」で戦災孤児となり奴隷の身分にあった少年・信と漂は、いつの日か“天下の大将軍”になる夢を抱いていました。そのために剣術の腕を磨いていた二人の前に秦国王に仕える大臣・昌文君が現れ、どういう訳か漂を王宮へ召上げることに。
別々の道を歩み始めた二人でしたが、ある晩突然、漂が瀕死の状態で帰ってきます。事切れる前に漂に託された地図を辿っていくと、なんとそこには漂と瓜二つの顔を持つ秦国王・嬴政が身を隠していました。漂は嬴政の影武者となっており、王都で起こった嬴政の弟・成蟜の反乱によって命を落としたのでした。 それを悟った信は激しく憤りつつも、嬴政を守った漂の意志を引き継ぎ、王座奪還に協力することを決意。やがて嬴政の本当の目標が「中華を統一し、唯一王となる」ことと知り、信は自分と漂の夢をそこへ重ねていきます。
豪華キャスト!
映画キングダム、とにかくキャストが豪華!
主要キャスト
信/山﨑 賢人
漂・嬴政(えいせい)/吉沢 亮
河了貂(かりょうてん)/橋本 環奈
楊端和(ようたんわ)/長澤 まさみ
王騎/大沢 たかお
成蟜(せいきょう)/本郷 奏多
壁(へき)/満島 真之介
昌文君/高嶋 政宏
騰(とう)/要 潤
予告
https://youtu.be/g3QDlFrbj8M
豪華な俳優陣とワクワクする映像に、予告を見ただけでおお~!と声を上げそうになります。画面から迫力が伝わり、思わず気になる、見たくなる予告映像ですね…!
あらすじ(ネタバレあり)
映画キングダムは見どころ満載!ここから先はネタバレをしつつ、映画を見て感じた個人的見解とともに、細かいあらすじと魅力を大公開していきたいと思います!
映画の舞台は中国、壮大なスケールで描かれています。日本映画のレベルを越えたのでは…!と思うほど、迫力満点の映像や、何千人ものエキストラや何十頭もの馬の数に圧倒されます。
冒頭部分
この映画の見どころまず1つ目は、信と漂の別れのシーン。信の目の前で漂が亡くなってしまいます。このシーンで、ここから物語や信の全てが始まる、という感覚を見事に表してくれているように思います。
一緒に天下の大将軍になると誓い、これから同じ景色を見ていくはずだった漂を目の前で亡くす信の気持ちは計り知れません…。悲しみと悔しさを背負いながらも、漂に託された地図を元に、信ががむしゃらに必死に夜道を駆け抜けて行くシーンも見どころの1つです。
辿り着いた場所には、漂とそっくりの嬴政の姿。死んでしまったはずの漂が目の前に。あまりにそっくりなので思わず「漂…生きてる…」と第一声を漏らす信です。「お前が信か。」と言う嬴政に、事態が把握できず信は混乱しますが、話を聞くうち、追われている嬴政の身代わりとなり、嬴政と瓜二つの漂が間違って殺されたと知ります。信はどうしようもない怒りをあらわにし、叫びます。漂がもう生き返らない事実への怒りがひしひしと伝わってくる場面です。
嬴政の弟である成蟜が反乱を起こしていると聞き、途中で助けられた河了貂と共に行動し、戦う決意をしますが、信の複雑な思いはまだ、この時点ではもちろんあります。映画冒頭のこのシーンでの物語の核の部分と言えます。
信と漂が洞窟の中でぶつかり合うシーン
嬴政が漂のことを「替え玉は万が一のためだった。そのおかげで俺はまだ生きている。」と話すと、信が嬴政の胸ぐらを掴みながら、「漂の命を何だと思っている!!」と怒り叫びます。もう戻っては来ない信の漂への思いがここでも感じられる一場面。
ここで、漂は死ぬ前、嬴政から「間違われて死ぬかもしれない。」という事を聞かされていた事を信は知る。漂はその時、「そのような大役を任されて嬉しい。」と笑顔で答えていたのです…。危険を承知で引き受けていたのです。死に対する恐怖よりも、自分が立たされている状況と立場をわきまえている、嬴政の身代わりになる、漂の覚悟、強さのようなものがここで明らかになり、また衝撃を得ますね。
嬴政の言葉を受け、漂の思いを胸に、思いをぐっと堪えながらも前に進む決断をする信の姿に胸が熱くなるシーンです…。
そしてまた、漂と嬴政二人一役をこなした吉沢亮さんの演技にも注目です。
漂の優しい目や表情と、嬴政のキリッとした表情や冷静さを見事に演じ分けています。別人にも見えるその姿に驚かされた人も多かったのではと思います。実際私も、本当に同一人物?と釘付けになってしまう程でした。
山の王 楊端和との出会いのシーン
嬴政の味方である昌文君と避暑地で落ち合い、山の王である楊端和に力を借りようと会いに行きます。途中山の民(たみ)に襲われそうになりますが、山の出であり山の民の言葉が通じる河了貂が話をつけ、山の王に決めてもらう事になります。
嬴政は楊端和に向かって、弟の反乱を防ぐことは第一歩にすぎず、いずれは国境をなくし、国同士の反乱をなくしたいという思いなどを話します。
信や嬴政の頼みを受けて楊端和は、信や嬴政の言葉を受け交渉を承諾し、嬴政と協力することを伝え、兵を集めることを命令します。
集まった約3000人ほどに対して、成蟜の王宮には8万人の兵。だいぶ大きな人数の差はありながら、戦いへ向かう嬴政や信たち。
しかし、門の中に入れるのは50人までと制限されてしまいます。しかし人数に負けることなく、策を煉り、嬴政・楊端和・昌文君と、信・河了貂・壁の二手に分かれて立ち向かう一行。
楊端和率いる兵が戦へ向かうシーンは、まさにこれから戦いが始まる様子が描かれ、とてもカッコ良くワクワクするシーンです。
微笑みながら、「存分に楽しもうではないか」という言葉を放つ楊端和のセリフもめちゃめちゃカッコイイ!
激戦!!
いよいよ物語はクライマックスへ!アクションシーンが見どころです!
信はランカイという大物を倒し、更なる強敵、左慈という人物との戦いへと挑みます。ランカイは体の大きさがとにかく半端ないのですが、信は高く飛びながら両足で蹴り飛ばし倒します。
信が戦っている間、大人数相手に戦う嬴政たち。
「勝利は目前だ!我々はここで耐えしのげばいいのだ!!」と嬴政が力強く叫ぶシーンも鳥肌が立ちます。
左慈との戦いの中で、刀で切られながら、夢を馬鹿にされる信。漂の事を思い出し、ここでの回想シーンは涙が流れてきます。
信が力を振り絞りながら立ち上がり、「夢があるから前に進める、夢があるから強くなれるんだろうが…。」と左慈に向かって言い放ちます。そして最後、高く飛びながら刀で左慈を切りつけ、信が勝利します。
再び合流した信と嬴政たち。嬴政達を倒そうと、かつての大将軍である王騎が現れます。嬴政は中華を統一する、中華の唯一王になると王騎に堂々と宣言し、それに誰がついて行くかと問われると、「俺がついて行く!」と信が言います。
去って行く王騎に対し、信は「俺はいずれ天下の大将軍になる男だ!!」と言い放ちます。
信の、「この戦、俺たちの勝利だー!!」の言葉で、戦いは幕を閉じるのです。
感想(ネタバレあり)
映画を観た個人的感想です!難しいと言われいた漫画の実写化、私が感じたものや、世間の声、公開からしばらく経っても耐えない満席、チケット完売、ヒット状況含め、大成功なのではないかと思えました。とにかく終始ワクワク、ゾクゾクしていました。とにかく熱くて、終始色んなものの迫力に圧倒されまくりでした。スケールの大きさもそうですが、それぞれの登場人物の思いや心の強さが本当にかっこよく胸が熱くなりました。信が、夢を馬鹿にされた時に涙を流し、思いを訴える場面が1番好きで、ブレない、信じて突き進む姿に胸が熱くなって涙が出てきました。強さは、力だけではないと思えるシーンで、大好きな場面です。夢を持つことの素晴らしさを教えてくれたように思います。自分の思いに真っ直ぐに正直に生きる信に、共感しました。
最後の嬴政への信のセリフの中で、「俺は戦場に出る、登りつめるんだ!お前を中華の唯一王にしてやる!やってやろうぜ政、誰もできなかった中華統一!!」のセリフに、続編…!?と思わせるものがあり、正直期待しています!映画も大ヒットを遂げたので、映画一作品だけで終わるのはもったいない!続きがもっと見たい!と思う内容でした。キャスト全員がボロボロになりながらも全身全霊で体を張って臨んだのが特に戦いのシーンで伝わって、一緒に戦っている気分で、とにかく激熱でした!男性陣はもちろん、楊端和演じる長澤まさみさんのアクション、刀裁きも本当にカッコよく、見入ってしまいました。何度でも観たいと思う映画の1つです。
私は原作を読まずに映画を観ましたが、漫画もぜひ読みたくなるほど面白く、そして原作ファンの中にも映画を絶賛している方がたくさんいて、嬉しくなりました。原作ファンの中で、実写化を反対している人にもぜひ1度、観て欲しいなぁという個人的な思いです。
最後に、映画 キングダムを無料で見られるサイトを紹介します。
ぜひここで見てみて下さい!